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経営者の近視眼が悲劇を招く

「マーケティングの革新~未来戦略の新視点」の著者T.レビットによると「経営者の近視眼が悲劇を招く」と説いています。

では、その著書よりパチンコ業界に関連することを参照していきたい、と思います。

重要産業といわれるものなら、皆、かつては成長産業でした。ところが成長産業の波に浮かれている産業の中に、衰退の色濃く宿したものがあります。成長の最盛期と考えられている産業が、実際には成長を止めてしまった場合があります。

いずれの場合でも、成長が怪しくなり、鈍化し、あるいは停止した理由は、市場が飽和したからではありません。

経営の失敗があったためだといえます。

                “目的の取り違えが命取り”

失敗はトップの失敗なのです。つまり、失敗の責任を負うべきは、企業の広範な目的と政策の決定権者である「経営者」といえます。

[輸送産業]
鉄道産業が成長を停止したのは、旅客と貨物の輸送に対する需要が減ったためではありません。需要は増え続けています。

今日、鉄道会社が危機に見舞われているのは、旅客と貨物が他の手段(自動車、トラック、航空機、電話にまで)に奪われたためではなく、鉄道会社自身が、それらの需要を満たすことを放棄したからです。鉄道は自らを「輸送産業」と考えるのではなく、鉄道事業とし考えてしまったために、自分の顧客を他へ追いやってしまったのです。

なぜ、事業の定義を誤ってしまったかというと「輸送を目的と考えずに鉄道が目的」だと考えてしまったからなのです。すなわち、顧客中心でなく、物(鉄道という形)中心に考えたためです。

[娯楽産業]
ハリウッドは、テレビに徹底的にやっつけられることから、辛うじて救われています。現実には、すべての一流映画会社は、昔の面影を残さないほど大改造されてしまいました。なかには、早々と消滅したものもあります。

映画会社が例外なく危機に陥ったのは、テレビの侵入のためではなく、自らの戦略が近視眼なためです。

鉄道と同じく、ハリウッドも事業の定義を誤ってしまったのです。本当は「娯楽産業」なのに「映画産業」と考えてしまったのです。

「映画」という製品は、限られた特定の製品なのだと考えてしまうと、愚かな自己満足が生まれて、映画制作者は初めからテレビを脅威と見ていました。ハリウッドはテレビの台頭を自分たちにとっての好機~娯楽産業をさらに飛躍させてくれる好機~として、歓迎すべきだったときに、これを嘲笑し、拒否してしまったのです。

今日のテレビは狭く定義されていた昔の映画産業よりもはるかに大きい産業です。

ハリウッドが製品中心(映画をつくる)ではなく、顧客中心(娯楽を提供する)に考えたとしたら、あの惨めな財政的地獄から逃れることができたのではないでしょうか。

土壇場でハリウッドを救い、最近の再起をもたらせたものは、かつての体質の映画会社を打倒し、映画界の大物を動揺させながらテレビで名を上げた前歴を持つ、一群の若手ライター、プロデューサー、ディレクターたちだったいうのも考えさせられるところです。
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株式会社TS企画
代表取締役里原哲寛
パチンコユーザー視点でものごとを見れば、何をどうすればいいかが見えてくる。

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