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ホール現場から見えてくる将来の風景

私は時間があれば、パチンコを打っている。根っからパチンコが好き、という理由もあるが、それは、ホールでお客様を観察の目的もある。

同じ店に毎日のように足を運んでいれば、お客様の動きが手に取るように分かる。

例えば、MAX機ばかりを打っていた夫婦が、いつしかミドル機を打つようになり、最後は甘デジコーナーに腰を据えている。

やはり、夫婦で来ている焼きソバ屋の肉の量が少なくなっていることにも気づいた。材料原価を削っている理由は、パチンコで負けたからなのか、それとも売上げの中からパチンコ代を捻出するためなのか。いずれにしても、パチンコが影響していることが推察できる。

ある日はカウンターにビニール袋一杯に詰まった硬貨を持ってきたおばちゃんの姿を目撃した。貯金箱に貯めていた1円、5円、10円玉を札に両替してもらうためだ。

なけなしの金を両替してでもパチンコを打ちたい。悲壮な姿である。

そういえば、毎日来ていた弁当屋のおやじさんの姿が見えなくなった。

毎日、同じ店で打っていると人間模様の縮図が見えてくる。

業界は等価交換、4円MAXで市場を煽り立ててきたが、お客様の懐状況が疲弊しきっていることが定点観測から見えてくる。

店長が1日事務所へ閉じこもってデータとにらめっこしているようでは、お客様の息遣いを肌で感じきることはできない。

お客様の懐状況が分かれば、どういう営業をすればいいのか、自ずと答えが出てくる。

それに対応できないホールが多い、ということは店長が現場に立っていない、という証かもしれない。

パチンコが良かった、といわれた時代にはオール10やハネモノがあり、フィーバーも1/190~1/200の確率で、出玉は2000発。

全国一律45個交換。大衆のささやかな娯楽、という認識を機械も営業方法も含めて、原点回帰しなければいけない。

そこまでの覚悟がなければ、業界の明日はない。

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株式会社TS企画
代表取締役里原哲寛
パチンコユーザー視点でものごとを見れば、何をどうすればいいかが見えてくる。

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